第10回五條園美リサイタル |
地唄 吼噦※「口」偏に「歳」 五 條 園 美 箏 田村晃子 三絃 種田信子 |
●原曲は現存の地唄の中では最古の部類に属し、三絃の原曲は、元禄年間のはじめ頃できている。作曲。岸野治郎三、作詞・多門庄左衛門、大正九年に宮城道雄が箏を手付けした。孤会、とも書、本来、上方歌舞伎の舞踊劇(所作事)の地として作曲、信太妻の系統に属する。 ●病を治す為招いた祈祷の法師は、元の夫であった。再会を喜ぶ二人だがこの男は実は狐であるという正体をみやぶられ、悲しみつつ森へ帰る。 |
常磐津 源太(げんだ) 五 條 園 美 浄瑠璃 常磐津 一巴太夫 常磐津 小由太夫 常磐津巴瑠幸太夫 三味線 常 磐 津 小 欣 司 常 磐 津 小 欣 矢 囃子 伊 和 家 小 米 伊 和 家 米 長 ・ 桜 戸 美 枝 |
●源氏の若い勇将として知られる梶原源太景季を江戸時代の遊蕩児に仕立て、文化の頃の太平ムードの中での黄表紙的な洒落と風刺を織り交ぜた古典舞踊。 ●生田の森の合戦に、箙に梅の枝を差して出陣した風流な話にちなんで、羽織着流しののんびりした姿の源太が、小さな兜と結びつけた梅の枝をかつぎ酔った格好で出る。所望にこたえて、生田の森の合戦の物語をし、そのあとガラリと変わって傾城の梅ケ枝とのクドキを見せ、次いで神おろしの踊りになるといったいかにも奇抜な傾向の中に、遊里気分のあふれた作品。 |