第14回五條園美リサイタル


▲「永寿松竹梅」より

長唄 高尾さんげ
五條園美 振付


 五條 園美

●何故か「高尾」を舞台にかけたいと思いました。
色々な曲がありますが、中でも長唄の「高尾さんげ」の曲が気に入りました。この曲は、延享元年(1744)に作られ大評判となり、70年も経った文化年間まで引き続いて流行っていて、、昔を偲んだという記録がある程です。
亡霊の高尾が塚の陰から出て青い夏紅葉の側に立ちます。四季の移り変わりと共に、憂き勤めの身上話になり、秋の灯籠踊り、虫づくしなどもあって、終わりは地獄の責苦になりおそろしさにおののきながら消えていくという筋書です。高尾の位や性根を生かしつつ・・・・・・。何とまあむつかしい演目を選んでしまったのでしょう・・・。

常磐津 永寿松竹梅
五條詠昇 振付


 松  家元・五條詠昇(特別出演)
 竹  五條 雅之助(賛助出演)
 梅  五條 園 美

●末永く目出度く今日この会を納めたく存じまして、家元五條詠昇先生にお願いいたしまして、常磐津の「永寿松竹梅」に振りをつけていただきました。この春、勲四等旭日小綬章をいただかれました家元が松、私が梅、そして竹は雅之助さんにお願いいたしました。
松竹梅と言えば、三つとも寒さに耐える木や花として”歳寒の三友”とも呼ばれ、わが国ではめでたいものとして慶事に使われています。そのため邦楽にも、いわゆるご祝儀ものとして松竹梅をうたったものがいくつもあります。

この「永寿松竹梅」は昭和48年に発表されたもので初演は藤間藤子さんでした。作詞は中島三郎、作曲は常磐津菊寿郎、作調は梅屋福太郎皆さんでした。



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